更新日:2024.06.29ラージャーの日々
更新日:2024.06.29
ラージャーの日々
ラージャーの採血が思うようにできなくなり、最後に血液検査をしてから3週間が過ぎようとしています。
現在のラージャーの様子はというと・・・
表情はそれほど変わらないようにも見えますが、餌を食べない状態が続いていますので、体はやせ始めています。
飼育員も試行錯誤しながら、少しでも食べるように工夫してはいるのですが。
ラージャーの患っている腎不全ですが、ネコでもよく見られる疾患で、年をとるにつれ罹患率も高まるという、
高齢のネコにとっては避けて通れないといっても過言ではない病気です。
ライオンもネコ科動物であるため同様と考えられ、ラージャーの生まれたよこはま動物園ズーラシアや
他の動物園でも、ネコ科動物は腎不全で死亡しています。
その獣医学的データは共有されており、役立てられています。
とはいえ腎不全は根本的な治療はできないため、症状緩和を目的とした治療を
ペットのネコでは行っているものの、ラージャーはライオンです。
できることには限りがあります。
それでも、野毛山動物園の職員みなそれぞれ、今ラージャーのためにできることをがんばっています。
すべての基本はラージャーファースト。
ラージャーが心穏やかに過ごせるように、見守っていただければと思います。