
更新日:2025.01.28蜜柑
更新日:2025.01.28
蜜柑
大寒に入り寒さが身にしみるこの頃でございますが、皆様お変わりなくご健勝のことと存します。
今回は、今が旬のみかんについてお話します。みかんとは、皮がむきやすい小型の柑橘類の総称ですが、日本で「みかん」と言えば、一般的には「温州みかん」のことを指すことが多いです。この温州みかんをはじめ日本では約80種類の柑橘類が生産されていますが、世界的にはおよそ1000種類もの柑橘類の仲間が存在するといわれています。
野毛山動物園では、チンパンジーやツキノワグマ、フサオマキザル等に与えています。
園内にも夏ミカンの木が植えられています。
みかんの主成分の代表格はビタミンCです。1日に2~3個食べるだけで1日に必要な所要量を摂ることができます。ビタミンCには抗酸化作用のほか、体の免疫機能を高める働きがあり、風邪やインフルエンザの予防になります。
みかんの皮は「陳皮(ちんぴ)」とも呼ばれ、漢方薬の材料に使われています。
みかんの皮を使う時は、みかんの皮を洗い、適度な大きさに皮をちぎり、約2週間天日干しをします。(時間を短縮して作る場合は、電子レンジを活用する方法もあり、電子レンジの中の臭い取りにもなるのでおすすめです。)
皮にもビタミンCが含まれており、爽やかな香りと共に、癒しや美肌効果をもたらすとされお風呂に入れたりします。他にもクエン酸、ペクチン、リモネンなどが含まれており、汚れを落としたり、ツヤを出したりする効果もあり掃除をすると時にも使われます。また肥料にしたり、防虫効果もあるみたいです。
改めてみかんの素晴らしさに気づかされました。
野毛山動物園 シェフ