
更新日:2025.02.19君たちはどうヘラになるか ②
更新日:2025.02.19
君たちはどうヘラになるか ②
野毛山動物園ではクロツラヘラサギを飼育しています。
過去のブログでもどんな鳥なのか紹介しています。こちら
さて、タイトルにもある通りみなさん1度は考えたことがあるのであろう疑問
「クロツラヘラサギはいつからヘラのクチバシになるのだろうか・・・」
このシリーズではクロツラヘラサギの雛の成長をお伝えしていきたいと思います。
前回はこちらの写真で終わっていると思います。
ちょうど卵から生まれたところで、顔はまだ見えていません。
ここで少し鳥の雛について簡単に紹介したいと思います。
鳥類の雛は大きく分けて2種類がいます。
1つは早成性。
これは、孵化してすぐに目が開いており、餌も自分で採ることができます。
ニワトリの雛であるひよこなどのキジ類やカモ類などが当てはまります。
餌を探すオシドリ
2つ目は晩成性です。
クロツラヘラサギを含め、トキ類やスズメの仲間なんかもそうです。
孵化してすぐには目が開いておらず、親鳥の声などを頼りに口を開けて餌をもらいます。
種類によっては1か月以上親鳥から餌をもらって育ててもらい、十分に育ってから独り立ちします。
さて、それでは、孵化したヒナのくちばしを見てみましょう。
うーん。尖ってもいないし、へらでもないという感じですかね。
ここからどんな風に成長するのか。乞うご期待です。
野毛山動物園 筋トレ部部長 多田