更新日:2020.11.24グレビーシマウマのラッキーが仲間入り!
グレビーシマウマのラッキーが仲間入り!
ご報告が遅くなりましたが、一足先に野毛山の仲間になり、1頭で展示場練習を頑張ってきたグレビーシマウマの「ココロ(メス・3歳)」に仲間ができました!11月16日に盛岡市動物公園から「ラッキー(オス・2歳)」がやってきました。
搬入直後の「ラッキー」
グレビーシマウマは、細かい縞模様を持ち、シマウマの中で最も美しいと言われます。美しいと言われるがため、近年開発による生息地の破壊や乱獲等で個体数が減少し、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧ⅠB類に指定され、シマウマの中でも絶滅の危機に瀕しています。
国内では8園館22頭を飼育していますが、毎年、各園館の職員が集まり、繁殖計画推進会議が開催されます。この会議では現在の状況や繁殖計画などについて話し合います。今回の「ラッキー」の移動も各園館の繁殖を推進するため、決定されました。
また、グレビーシマウマのオスは、他のシマウマと異なり、縄張りを持つようになります。オス同士はメスをめぐり、なわばりに入ってくる個体との闘争が生じます。そのため、大人の階段を順調に登っている「ラッキー」も父親の縄張りである盛岡から独り立ちしなければならないため、現在オスのいない野毛山にやってくることになりました。
盛岡から横浜への長い移動にも不安にも負けずに頑張ってくれて、本当に良かったです。無事に到着してくれて、本当に本当にありがとう。お母さんが大好きだった「ラッキー」。知らない場所でさびしいよね...
でも、搬入後に1分もしないうちにエサを食べました!
さて、しばらくの間、「ラッキー」と「ココロ」やキリンたちとの顔合わせ、展示場練習などのため、シマウマやキリンの展示時間の変更や非展示などの場合がありますが、ご理解をよろしくお願いいたします。
まずは「ラッキー」に寝室が安全であること、周りにいる動物(担当者含む)や窓の外も安全であることを確認してもらいたいと思います。特に担当者は誰よりも頑張ります...。
次のブログでは、ラッキーの来園日が決まってからあるミッションを遂行したことや来園した日についてお知らせします。
(飼育展示係 落合)