更新日:2020.11.25ラッキーミッションを成功させよ!
ラッキーミッションを成功させよ!
グレビーシマウマの「ラッキー」が来園して1週間が経ちました。
「ラッキー」は元気に過ごしています。少しずつ新しい環境を受け入れてくれています。
さて、実は...「ラッキー」の来園までにあるミッションが行われました。そう、あれは...来園まで約1ヶ月前の10月6日。
野毛山に輸送箱が届けられました。輸送箱の中に「ラッキー」はいません。空っぽ、空箱です。
なぜ!?
実は...ミッションとは、「ラッキー」が使用する輸送箱を盛岡まで運び、設置することです。「ココロ」の移動時には輸送業者さんに届けてもらいましたが、今回は自分たちで運び、設置することになりました。また、事前に「ラッキー」の状態や飼育環境を直接見て、聞いてくることも大切なミッションです。
そんなわけで、盛岡に向けて出発!!
10月6日の夕方、届けられた輸送箱をトラックに載せ、横浜を出発しました。まずは仙台まで走りました。すでに辺りは真っ暗です。
翌朝も東北道をひたすら走り...見えてきました「盛岡」の表示!!
10月7日の昼前に盛岡に到着しました(横浜からの移動時間は約8時間...)。
盛岡市動物公園ではさっそく「ラッキー」の様子や飼育環境などをしっかりと見てきました。
体つきも両親とほぼ変わらず、立派なグレビーシマウマでした。
そして、午後から輸送箱の設置を行いました。
輸送箱を早めに届けることで、箱に入る練習を十分に取ることができ、当日の移動ストレスを減らすことができます。また、この準備期間に何ができるかで不慮の事故などを防ぐこともできます。(スペースの問題などで馴致を行わない場合もあります。)
今回のミッションで長い道のりを実感し、「ラッキー」が不安でいっぱいの中、この距離を移動して来ると思うと...スムーズな搬入作業で出来る限り早く、輸送箱から出して負担を軽減してあげなければ...と思いました。
そして、「ラッキー」は約1ヶ月の輸送箱に入る練習を重ね、野毛山にやってきたのでした(練習の様子は盛岡市動物公園のSNSなどで紹介されています)。次回は「ラッキー」が来園した日のお話です。
(飼育展示係 落合)