更新日:2021.06.01ハヤブサのハヤミです。
ハヤブサのハヤミです。
みなさんこんにちは。
こちらはハヤブサの「ハヤミ」(メス)です。
先日、お客様から「ハヤブサとオオタカ似てますね」と言われました。
そうですね。どこが違うでしょうか。
実は、このブログを書いている担当者は、この4月からこの猛禽舎の鳥たちの世話をすることになった、猛禽類初心者です。そこで、お客様と一緒に考えてみました。こちらはハヤブサ、ハヤミ。
こちらはオオタカ。(名前はなぜかまだない。)
まず、
・大きさ
・色
似ています。
違うところ
・顔
お気づきでしょうか。顔の濃い灰色の部分に注目してください。
横に長いのがオオタカ。縦に長いのがハヤブサです。
次に、
・おなか
ハヤブサ(上)の方が、模様がはっきりしていると言えます。ぱっと見ではこのくらいでしょうか。
ここからは後日、じっくり見ていて気が付いた点ですが、目も違います。
オオタカは、瞳孔は黒、そのまわりの虹彩は黄色です。
しかし、ハヤブサは、
眼球全体が黒一色です。目の周りが黄色いのですね。
担当者は、ハヤブサのハヤミを初めて見たとき、かわいい!と感じたのですが、それはきっとこの大きな黒目がちな目のためだと思われます。
おまけですが、こちらはなかよし広場のニワトリです。目の付き方が、上の猛禽たちと異なります。
猛禽類は、目が顔の正面についているのに対し、ほかの多くの鳥は上のニワトリのように顔の横に目がついています。猛禽類の目は、両目でみる視野が広く、物の立体感や距離感を正確に知ることができる狩りに適した目です。ニワトリたちのような目は、前だけではなく後ろまで見渡せる広い視野を持ち、危険をいち早く察知できる身を守るために有利な目です。(哺乳類でも、肉食動物と草食動物の目の作りの違いとして、同じことが言えます。)
最後に、ハヤミの、
キリッとした横顔からの...
かわいらしい正面顔!
猛禽たちは、よく周りを観察しています。
特にハヤミはよく動き、よくキョロキョロとしています。
みなさんもきっと目が合うことがあると思いますよ!
飼育展示係 永井