更新日:2021.12.28冬のテン
更新日:2021.12.28
冬のテン
12月に撮ったホンドテンのオス、チュウゴです。
毛がもこもこしていて撫ぜたら気持ち良さそうです。
見るたびに触ってみたい衝動に駆られます。
と言っても、展示場内を超高速で走り回るチュウゴに
触れることすら不可能ですが・・・
そのためカメラのピントがボケてしまってまともな写真が撮れません。
季節は少しさかのぼって
10月が終わるころのチュウゴ。
頭は白くなってきていますが、顔の黒さはまだ夏の色です。
そして夏の"精悍"なチュウゴ。
頭も顔も手足も真っ黒で
毛も短くほっそりしています。
3月初旬、もうすぐ春という頃のチュウゴ。
最初の写真に戻ったようですね。
夏と冬の毛色、体型の変化は同じ個体とは思えません。
冬毛になったテンたちは、せっせと食料をため込みます。
あちらこちらの隙間に、肉などを詰め込んで蓄えます。
朝、テンの部屋の扉を開けるとよく肉片が頭上に落ちてきます。
また春先から徐々に黒くなりだすチュウゴ。
昼間は箱の中で寝ていることも多いのですが
朝と午後3時過ぎにはテンションマックスで
走り回っていることが多いので
是非毛色と体型の変化を見に来てください。
とは言ったものの、ニホンアナグマ、ホンドテンの展示場前は
コーンとバーで、動物との距離を少し多めにとらせていただいています。
アナグマ、テンといったイタチ科の動物は新型コロナウィルス感染症に感染したり
感染させたりする、との報告があるためです。
新型コロナウィルス感染症が終息するまでは見えづらい状態が続きますが
ご理解お願いします。
(飼育展示係 田島)