更新日:2017.01.28お正月ならではのエンリッチメント
更新日:2017.01.28
お正月ならではのエンリッチメント
さて、少し前の話になりますが、年末になるとちょっと早いおせち料理のおすそ分けとして野毛山動物園にカブとニンジンが届きます。ニンジンは普段から食べ慣れている動物がいる一方、カブを食べている動物はいません。年末の時期だからこそ届くこのプレゼントは、大変珍しいので好奇心旺盛なフサオマキザルにちょこっと細工をしてあげています。
カブには丸くくりぬいた穴があいているので、ドングリや固形のエサをギュウギュウ詰めて展示場にいつものエサと一緒に置いておきます。
例年通りだとこの見慣れないカブを見て、大人たちを筆頭に「なんだこれ~~~!!」「動くのかぁ~~!! 食べものかぁ~~!!」と遠巻きに見たり、触って動けば「うっ動いたぞ~!!」としばらく大騒ぎするはずです。その姿を楽しみに展示をすると、なんとまっさきにカブに飛びついたのは2才になる女の子。一生懸命抱えてかぶりついたり、指でドングリを取り出したりしています。(カブにギュウギュウし続け3年!! 感動しましたby担当)
一心不乱にカブにかぶりつく子どもの姿をみたボス♂もカブを手に取りましたが、おいしいところだけ掘り出して下へポイッと...(残念、感動がさめましたby担当)
サルたちの食べる・遊ぶ姿は個々様々。毎年恒例の細工したカブは、いつも夕方までにはなくなります。