更新日:2017.02.07おばあちゃんたちの日頃のケア
おばあちゃんたちの日頃のケア
オグロワラビーチームに続いて、
ホンシュウジカのお話をしたいと思います。
こちらが冬毛でモフモフしているミキです。
ミキは1993年6月10日生まれの23歳です。
飼育下での平均寿命は20年ほどなので、人間の年齢に換算すると100歳位になるおばあちゃんです。
同じ目線の高さで顔をみると、
ニコッとしているように見えてこの笑顔に癒されています♪
(にっこり笑顔のミキ)
そして、
こちらも冬毛でモフモフしているメイです。
メイは1997年5月22日生まれの19歳です。
人間の年齢でいうと、90歳位になるおばあちゃんです。
ご飯中に写真を撮ったので、下がペロッと出ています。
どちらも年齢を感じさせないほどに若々しい見た目をしていますが、ミキもメイもおばあちゃんです。
2頭とも展示場の坂を慎重にゆっくり上ったり、下りたりしています。
特にミキは、去年から左後ろ脚がおぼつかなくなり坂を上ったり降りたりするのが一苦労といった様子です。
そのため、朝と夕方にあげているエサに去年からコンドロイチンのサプリメントを入れています。
このサプリメントを半分に切って、
朝と夕方にあげている根菜に忍ばせて与えています。
ブログ用の写真なのでサプリメントを丸見えにしていますが、
普段は上手く忍ばせないとメイの方はサプリメント入りの根菜に気付いて食べてくれません。
食べる前から気付く時もあれば、
口に入れてから気付く時もあります。
口に入れてから気付いた時は、わざわざ口から出して食べません。(笑)
時には、根菜だけを器用に食べてサプリメントだけが展示場に転がっている時も・・・。
今までホンシュウジカを担当した先輩方や高齢個体の飼育経験がある先輩方にお話を聞かせて頂いて、ミキとメイに良さそうなことをこれからも取り入れていこうと思っています。
(オグロワラビーチーム・ホンシュウジカ担当より。)