更新日:2018.05.09
卵の季節
ちょっと前のブログで、コンドルの卵の話がありましたが、爬虫類館でも産卵のシーズンになりました。
休み明けに引き継ぎ書を確認すると、インドホシガメに産卵兆候(穴掘り)ありと引き継ぎ書に書いてありました。個体を観察していると昼過ぎから穴掘りを始めました。
穴掘りしても産卵しないことも多々ありますが、いつ産卵してもいいように孵卵器の準備はしていましたので、一安心と油断していたら・・・
管理通路で飼育しているハミルトンガメに不穏な動きが見られます。
インドホシガメより更に深い穴を掘り、産卵する気まんまんのようです。
しかも二頭も・・・
板の上の個体は、産卵場に他の個体が上陸しているので、待機していますが、時期的には産卵してもおかしくないので、産卵場に近づいてきたようです。
ハミルトンガメの産卵はもう少し後になるだろうと思っていたので、まだ、孵卵器の準備をしていなかったので、慌てて準備をします。
数時間後、様子を見に行くと、綺麗に地面が均されています。
こうなっていたら、ほぼ確実に産卵しているので、慎重に掘り起こします。
掘り進めると、案の定産卵していました。
9個も
1個は残念ながら破卵していましたが、残りの8個は傷一つなく綺麗なので、
そのまま孵卵器に入れます。
すべて孵ることはないかと思いますが、この中から少しでも孵ってくれることを切に願います。
インドホシガメはどうも自分が掘った穴が気にいらないらしく、掘ってはやめを繰り返していますので、少し環境を整えて産卵を促したいと思います。
飼育展示係 大滝