更新日:2024.09.17勝手にQ&A!その3
勝手にQ&A!その3
みなさんこんにちは!
秋らしい風が吹き始めたぱかぱか広場では様々なイベントを開催中!
イベント中は発見が盛りだくさん!なんで?どうして?疑問は尽きません!
「そんな疑問を勝手に解説してしまおう!」というのがこのシリーズのテーマ!
その名も、「勝手にQ&A!」
前回からだいぶ間が開いてしまいましたが、このシリーズの存在を覚えていますでしょうか!?
馬、モルモットに続いて、次はパンダマウス!といきたいところでしたが、今回はまた馬です🐴
(前回のブログはこちら:勝手にQ&A!その2)
第3回のお題はコチラ。
Q.馬にはひげが生えている!?生えていない!?
に答えていきたいと思います!
え、どっちなんだろ~とスクロールしようとしたそこのあなた!
そう、馬にひげが生えているかどうかなんて、誰も意識していないんです!
(意識している人がいたらごめんなさい)
結論から申し上げますと、馬にひげは...
生えております!!!
迫力のある顔、つぶらな瞳、大きな鼻や口 etc.
この情報量、よっぽど見慣れている人でないとひげには目がいかないですよね(笑)
ぱかぱか広場では、エサやり中にニンジンを持った手に「チクッ」とひげが触れて気付かれる方が多いようです。
さて、ここからは馬のひげについてのお話です。
そもそも、動物にとっての「ひげ」って何なのだろう?というところから解説していきましょう('ω')ノ
動物の「ひげ」は、難しい言葉で「洞毛(どうもう)」または「血洞毛(けつどうもう)」と呼ばれています。
なぜ「洞」なのかというと、毛の根本に血の通り道(静脈洞)があるためです。
哺乳類の、主に口吻にある毛状の感覚器官です。
人にもひげが生えていますが、人のひげは感覚器官としての働きはなく、体毛の一部!
人の体の中で、動物のひげと同じような働きをしている毛といえば、「まつげ」です!
目をつぶっていても、軽く触れるだけでわかりますよね。
髪の毛と違い、まつげが鋭敏に反応することができるのは、毛の根元に神経が通っているから!
そして、それは動物の「ひげ」や「まつげ」も一緒。
神経が根元に密集しているため、小さな刺激も感知することができます。
それから、動物の「ひげ」は生活環境によって役割が変わると言われています。
障害物にひげが当たることで、狭い場所や暗闇でも行動することができるネコ科の動物や、ひげに当たる水流の変化を察知して獲物を探すことができる水中で暮らす哺乳類などなど。
様々な動物が「ひげ」を役立てているのです!
では、馬は?
馬の口元は目と距離が離れていることもあり、"死角"になっています。
そのため、目で見ることができない範囲が安全かどうかを「ひげ」を使って判断していると言われています!
これは口元を真下から撮った写真。
見えない部分を補うように「ひげ」が生えているのがわかりますか?
動物を観察する際、なかなか目に入らない「ひげ」ですが、実はこんなにも奥が深いのです。
間近に観察する機会があれば、ぜひ「ひげ」にもご注目ください!
次回の「勝手にQ&A!」もお楽しみに!
ぱかぱか広場 小野