更新日:2024.11.19ワカメの変化とミートの変化
ワカメの変化とミートの変化
こんにちは。
先日チベットモンキーのワカメとミートの同居の様子をブログでお伝えしましたが、その後の2頭についてです!
(前回のブログ:ワカメとミートついに同居)
タイトルの通り同居後2頭にはそれぞれ変化がありました。
まずはミート。
ミートはワカメと同居前に1頭で展示場に出る練習をしていましたが、今まで群れで生活していたこと、かつ新しい環境になりなかなか落ち着いて展示場に出ることが出来ず。展示場に出てもいつ扉が閉まるのかをとても気にしていました。
しかし今ではワカメが一緒にいる安心感で落ち着いて展示場で過ごせるようになりました。
そして同居前はどことなくいつも緊張しているような表情でしたが、同居後は明らかに表情が柔らかくなったことが印象的でした。
そしてワカメ。
ワカメはミートがズーラシアに来る前はしばらく1頭で生活していました。1頭ではどうしても時間を持て余してしまい、体調も少し崩してしまったりととても心配でした。昔のような威勢もなく、「歳だしなぁ...」と思っていましたが、ミートと同居後は昔のような威勢が戻り、動きも活発になりました。
これはチベットモンキーたちがガラスを叩くとつく手の跡です。昔はこの跡を毎朝雑巾できれいに拭いていましたが、1頭の時はほとんどなかったので、また拭けることがとても嬉しいです。
ちなみミートはまだ18歳なので見ていると動きが若いです。
フェンスに登り笹を取りに行くミート。
笹を食べているミートを見てワカメが笹を食べたくなり、真似して頑張ってフェンスを登り笹を取りに行きます。
しかしワカメは現在30歳!
あまり無理はしないで!っと思います。
動きが活発になったことと、ミートの食欲にも触発されて採食量も増えました。1頭の時に糞の状態があまり良くなかったのですが、今ではとても良い糞が見られます。
このように2頭にとって同居はとても良い変化をもたらしてくれました。
やっぱり群れの動物は群れで生活することが大事なんだなぁと改めて2頭から教えてもらいいましたし、こんなにも動物の状態が変わるのかと驚きでした。
最初は少し距離があった2頭。
今では隣で餌を食べたり
コミュニケーションをとったり
移動したり
お互いにグルーミングしたり
これからも2頭で健康に過ごしてもらいたいです。
チベットモンキー担当 坂上