更新日:2023.07.11【生きもの植物観察ツアー】『カブトムシツアー』を開催しました♪
【生きもの植物観察ツアー】『カブトムシツアー』を開催しました♪
七夕も終り、そろそろ梅雨明けかな~夏が待ち遠しいです。
長浜公園では、7月9日(日)に【生きもの植物観察ツアー】として、『カブトムシツアー』を開催しました♪
この時期になると、カブトムシは幼虫からサナギ、そして早いものは成虫になる頃です。せっかくの『カブトムシツアー』なので、参加してくれた子どもたちに、全ての変態中のカブトムシを見てもらいたくて、このタイミングでツアーイベントを組んでみました。
1歳から9歳の25名のお友だちが参加してくれました。先ずは管理棟レストハウスでみんなに、ちょっとだけ勉強してもらいました。
小さい子が多かったので(5歳以下16名)、カブトムシの『ぬりえ』をやってもらいました。みんな一生懸命に参加してくれて力作が多かったです。
次に昆虫の成虫(おとな)と幼虫(こども)の写真を見てつなぎ合わせる『昆虫クイズ』に挑戦してもらいました。今回のカブトムシをはじめ、それ以外の昆虫(アゲハチョウ、セミ、カマキリ、トンボ、テントウムシ、ゴキブリ)の成虫と幼虫を繋ぎ合わせるのは、お父さん、お母さんも意外と苦戦していたようです。
小さな子どもたちには、ちょっと難しい『完全変態』『不完全変態』『無変態』も関係していたので、今後覚えてくれたら嬉しいです。
座学の最後として、カブトムシの実物の幼虫と成虫に見て、触れてもらいながら、『カブトムシの一生・採集・飼育』を覚えてもらいました。
そして、いよいよ『カブトムシツアー』へ出発!
長浜公園で例年カブトムシが多く見つかる秘密のスポットに到着し、注意(通常は公園内での動植物の採集は禁止されていることやカブトムシの幼虫・サナギ・成虫はとってもデリケートなので、やさしく捕まえる等々)をしてから採集開始となりました。
始めはみんな苦戦していましたが、段々なれてくるのと、見つけるヒントを教えると、たくさんの子どもたちが、幼虫、サナギ、成虫を見つけてくれました。(※サナギの状態は特にデリケートなので、飼育する特別の方法も伝授させていただきました)
そして、今回非常にタイミングの難しい『パンダカブトムシ』(数時間前に羽化したばっかりでハネ部分が白いもの)にも出会えました!
『パンダカブトムシ』は角の部分には、まだサナギの皮がついていること、数時間後にはハネが黒色に変わっていくという説明もできたので、参加してくれた子どもたちには、本当に貴重な体験になったと思います。
横浜をはじめ、都市部では、昆虫たちの一生に触れること(特に羽化など)、なかなか体験することが難しくなってきています。今回参加してくれた子どもたちもこれを機会に、少しでも昆虫に興味を抱いて、昆虫たちは一生懸命生きていること、そして自然の大切さを感じてくれると、『カブトムシツアー』を開催した意味があるのだと思いました。
本日からレストハウス内にて『カブトムシ展示』を始めました。
さっそく、親子連れの来園者さんが真剣に観察していました。
『ツアー』だけでなく、『展示』して見ていただく形でも、自然の大切さを感じていただけると幸いです。
参加してくれた子どもたち、お父さん、お母さん、準備してくれたスタッフの方々、おつかれさまでした。そして、出会えたカブトムシくんたち、とっても貴重な楽しい時間を共有できたことに感謝です。ありがとうございました♪