更新日:2024.06.10【養蜂体験ツアー】(みつばちプロジェクト)を開催しました♪
【養蜂体験ツアー】(みつばちプロジェクト)を開催しました♪
梅雨入り前でちょとジメジメし始めましたね。
二十四節気【芒種】(ぼうしゅ)、七十二候【蟷螂生】(かまきりしょうず)の末候から【腐草為螢】(くされたるくさほたるとなる)頃に向かっております。
この時期の雨は生き物や植物には大切な恵みとなります。
『ジメジメして蒸し暑いのイヤ!』って言ってるのは、人間だけかもしれませんね(笑)
長浜公園では、6月9日(日)に【養蜂体験ツアー】(みつばちプロジェクト)を開催しました♪
長浜公園で養蜂を始めて4年目となりますが、一般のみなさんの参加を集って、養蜂を体験してもらうイベント(ツアー)は初めてとなります。
養蜂や蜂と言うと、『刺されたら大変!』『アナフィラキシーショックは怖い!』等々、マイナスのイメージがありますが、長浜公園で扱っているのは、
在来種の【ニホンミツバチ】なので、とってもおとなしくて滅多に人を刺したりすることはありません。しかしながら参加者の安全対策を万全にするために、みなさんには虫よけネットの付いた保護帽をかぶっていただいた上で参加していただきました。
【ニホンミツバチ】と【セイヨウミツバチ】の違いや、ミツバチたちの一生などの生態の話から、世の中からミツバチがいなくなったら(受粉が行われなくなり植物や動物もいなくなるので)人類は4年しかもたないと言う話や、ハチの経済効果は66兆円に及ぶとの話や、受粉においていかにミツバチが大切な役割を担っていることなども今回のツアーで説明しました。参加者のみなさんはとっても興味深く、熱心に聴いてくれていました。
体験ツアーの目玉の【重箱巣箱】の切り出し風景や、巣箱の中のミツバチたちの様子や蜂蜜の状態などを体験してもらうと、みなさん目を輝かせて大変喜んでくれました♪
重箱巣箱を回収し終わったら、管理棟(バックヤード)に戻り、
いよいよ【採蜜】風景を体験してもらいました!
みなさん、ミツバチの巣がどのようになっているか、色や形、匂いなども見て、体験していただきました。やはりミツバチの巣を間近で体験できる機会というのは、そうそう無いことなので、みなさん本当に興味深く、熱心に見学していたようです。
採蜜作業の最後には、巣の搾りかすである【蜜蝋】は新しい巣箱に塗ったり、蝋燭の材料にしたり等々の説明もさせていただきました。
そして今回の採蜜では、およそ3~4リットルのハチミツが採取できました。
せっかく採れたハチミツなので、参加者とちょっとだけ味見しましたよ♪
(幼児にはハチミツは食べさてはいけない話もさせていただきました!
なので、今回の体験ツアーの参加資格は小学生以上としたことなども話させてもらいました・・・)
とっても甘くて、子どもたちも大人もニッコリした表情が印象的でした☆
『長浜公園のハチミツとして販売したら良いのに!』とおっしゃってくれた方もいましたが、採蜜量の少ない【ニホンミツバチ】であること、ハチミツで商売することよりも、在来種のハチの大切さ、受粉などの生態学を子どもたちに伝えていく『学習プログラム』の大切さが重要であるとお答えさせていただきました。
働き者のミツバチたちなので、また機会がありましたら、
【養蜂体験ツアー】(みつばちプロジェクト)を開催したいなぁ~と思った1日でした。ご参加いただいたみなさん、準備や運営に頑張ってくれたスタッフさん、そして何より働き者のニホンミツバチさんたちに感謝です。
おつかれさまでした♪