更新日:2024.08.02【大雨時行】(たいうときどきふる)頃、【ノウゼンカズラ】(凌霄花)が咲いてますよ♪
【大雨時行】(たいうときどきふる)頃、【ノウゼンカズラ】(凌霄花)が咲いてますよ♪
季節は【大暑】の末候、【大雨時行】(たいうときどきふる)頃となりました。
『大雨』とは言いますが、最近では『夕立』のような風情のある感じでは無くて、
まさに『ゲリラ豪雨』の言葉がピッタリの降り方です。
昨日は大きな入道雲が見られたかと思っていたら、空が急に暗くなって雷と一緒に大粒の雨が降り出しました。
あっという間にあたり一面が、池のようになってしまいました。ニュースでは都内や埼玉県で起きた冠水による被害も伝えていました。
猛暑で乾いた地面には、雨は潤いになるとは言いますが、もう少し優しく降ってもらいたいものです。
長浜公園では、溽暑(じょくしょ)の中、可憐な花を咲かせている植物があります。
【ノウゼンカズラ】(凌霄花)です。
【ノウゼンカズラ】は、中国南部が原産とされる、ノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属の落葉性の蔓性木本(つるせいもくほん)です。要は葉っぱを落としツルを吸着させながら成長する植物ってことですね。夏から秋にかけ、鮮やかな赤色~橙色の大きな花を咲かせるので、夏の訪れを感じさせてくれる植物のひとつです。
長浜公園では中央広場に、ノウゼンカズラのアーチがあります。
毎年、この時期には大輪の花をつけてくれるので、来園者のみなさん目につくようで『この花は何という花なの?』と訊かれることが多いです。
ノウゼンカズラの英名は、【trumpet vine】(トランペット・ヴァイン)です。
「トランペット・フラワー」とも呼ばれる場合もあります。これは花の形が楽器のトランペットに似ていることからきているようです。
確かに満開手前の花の形はトランペットのようですね♪
このトランペットのような花が、ずっと咲き誇っているように感じますが、
一輪一輪の寿命は短いです。ですが次々と絶え間なく花が咲いてくるので、
夏から秋にかけて、比較的長く、可憐な姿を楽しませてくれる植物です。
ノウゼンカズラの花を覚えると、結構、街中でも見つけることができますよ♪
ただ、個体差により花の色の濃さが真っ赤だったり、オレンジ色だったりと、かなり違います。
長浜公園のノウゼンカズラには、とても珍しいところ(推しの部分)があります!
それは実の大きさです。花が終ると当然のことながら、実(種)をつけるのですが、これがとっても大きいのです。
街中でいくつかノウゼンカズラの実を見ますが、長浜公園ほどの大きさの物を見たことがありません。
みなさんも一度、注意深く観察してみてください!大きな実が発見できると思いますよ♪
とっても暑いですが、長浜公園の夏を体験しに来ませんか?
ただし、【熱中症予防】のために、日中の暑い時間の散策は避け、早朝や夕方の時間帯をお勧め致します。
帽子、水分、タオルなどご用意してくださいね♪
みなさまのご来園をお待ちしております。