![脚環つけ方教室の写真](/zoo/nogeyama/assets_c/2020/10/442aa893e2191339491e1f175ba36a20a15482fd-thumb-960x720-94379.jpg)
更新日:2020.10.01脚環つけ方教室
更新日:2020.10.01
脚環つけ方教室
哺乳類は個体ごとに毛並みが違っていて簡単に見分けられる動物もいます。でも、鳥たちの羽模様はほぼ同じ。誰がだれか見分けるのは至難の業です。そこで、目印として脚環を付けます。
先日、オカヨシガモに脚環を付けたので、その時の様子をご紹介しましょう。
これが、脚環です。鳥の脚の太さに合わせいろいろなサイズがあります。
オカヨシガモの足回りは3.5㎝ぐらいだったので、それに合う物をあらかじめ用意しました。
脚環には、名前の代わりに番号が振ってあります。
左側のペンチのようなもので、丸くあいたところに脚環をあてて、はめます。
右側の道具は、脚環を外すときの物で、握ると先端が開くようにできています。
早速、装着です。
このオカヨシガモは雄なので、右脚に付けます。
後で脚環を見るだけで雌雄がわかるように、どちらに付けるか決めていることが多いのです。
無事につきました。文字がさかさまですが、この方が番号を確認する時に見えやすいので、わざとこうします。
こんな感じです。
展示場に戻すと、「やれやれ大変な目にあった」と言わんばかりに歩いていきました。短い時間でも、鳥にとっては人に何かされるのはとても怖いことでしょう。
歩容も問題なさそうです。少し、大変な思いをさせてしまいましたが、こういうことも飼育管理のためには必要です。
オカヨシ君、勘弁してね。いつかまた「ここは大丈夫」と思ってもらえるように、明日からまた気を配りしながら作業するよ。
(飼育展示係 尾崎)