更新日:2024.09.08サルたちと氷 ~番外編~
サルたちと氷 ~番外編~
前回まで、フサオマキザル編、アビシニアコロブス編、アカエリマキキツネザル編と3回にわたり、餌入り氷を給餌した様子をブログにてアップしてきました。
今回は餌入り氷ではなく、凍らせたスイカを給餌した際の様子をお届けします。
先日(といっても1か月ぐらい経ってしまいましたが...)、他の動物がイベントで使用したスイカが余ったので、サルたちにもおすそ分けしてもらいました。
甘くておいしいスイカはサルたちも大好物。
そのままあげてもいいですが、今回は凍らせてあげてみました。
アカエリマキキツネザルはみんなで美味しくペロペロ。
しばらくすると、口に入れては冷たくて出し...を繰り返していました。
その際に口の中の撮影に成功!
少しブレてしまっていますが、下の前歯が上向きではなく前向きに生えているのがわかりますか?
これは「くし歯」といって、キツネザルの仲間やロリスの仲間に見られる歯の構造です。
「くし歯」はその名のとおり、髪をとかす「櫛(くし)」に似た形状をしており、グルーミング(毛づくろい)をする際に役に立っています。
その後、スイカはしっかり完食しました。
続いてフサオマキザル、こちらも大好評でした。
各々自分の分を確保して、好きな場所でペロペロなめます。
前回の餌入り氷と同様、大きい欠片は叩きつけて割り、食べやすいサイズに。
さすがフサオマキザル、頭の良さは他のサルたちとは一線を画します。
溶けてシャーベット状になってきたら、一気に口に入れて食べました。
最後はアビシニアコロブス。
こちらは個体によって反応がわかれました。
メスのアズキは一目散に駆け寄り、美味しそうになめていました。
美味しいけど、冷たくて変な顔に...。
オスのソラマメが近づいてくると、スイカを保守して別の場所へ逃げました。
ちなみに、スイカはちゃんと頭数分用意しています。
一方ソラマメは、小松菜の横に置かれたスイカをじっと見つめ...、
見つめ.........、
選ばれたのは小松菜でした。(結局スイカは食べませんでした)
以上、「サルたちと氷」でした。
もう少し暑い日が続きそうですが、引き続き暑さ対策をして残暑を乗り切りましょう!
↑扇風機とペットボトル氷とアカエリマキキツネザル
(飼育展示係 小島)