更新日:2016.12.26アサヒの寝床
更新日:2016.12.26
アサヒの寝床
皆様こんにちは!突然ですが、これ↓なんだか分かりますか?
どう見ても職員の洗濯物を干しているようにしか見えませんが、実はこれ、ミナミコアリクイ、アサヒくんの布団なのです。飼育担当者が着ていた古着なんですけどね・・・。アサヒには夜しまっておく部屋がありますが、そこにアサヒ専用の寝床があるんです。それが、こちら↓。
コンクリート製です。上から覗いてみると、
このようにアサヒの寝床としてピッタリなくぼみになっています。ただ、これはアサヒのために造ったものではありません。実はミナミコアリクイ舎は、以前フタコブラクダのツガルさんが暮らしていた獣舎を改修した建物です。このアサヒの寝床としてピッタリなくぼみは、ツガルさんのエサを入れる場所でした。寝床としてこのままでは冷たいので、先ほどの古着の布団の登場です。布団を敷く前に・・・。
まず麻袋を下に敷きます。そして・・・
トレーナーを敷き・・・
一番上にフリースを敷きます。最近はフリースの方がお気に入りみたいです。これでアサヒの寝床は完成です。
夕方閉園すると、自分の足で寝室に帰ってくるアサヒですが、部屋に入るなり、まず最初にすることは寝床のチェックです。
フェンスをせっせとよじ登り・・・
寝床に入って数秒間じっとしています。念入りなチェックと思いきや、実は、おしっこをしているのです。ミナミコアリクイはあまり目が良い動物ではないので、臭いは重要なポイントです。寝床にしっかり自分の臭いが付いていないと安心しないのかもしれませんね。
おしっこをし終わると、再び寝床を出て、ようやくエサを食べ始めるのです。
そして朝はこんな感じ↓
フリースに自分でしっかり入って寝ています。
おはよう、アサヒ!そして今日もマイペースなアサヒです・・・。
(飼育展示係 山口進也)