更新日:2023.02.21屋内での過ごし方
屋内での過ごし方
昨年末の12月30日に、野毛山動物園から50キロ圏内で鳥インフルエンザが確認され、
急遽鳥類エリアを封鎖、寝室に収容する対応に追われました。
(寝室に籠るグミちゃん)
これは野鳥との接触を懸念して、感染のリスクを最小限にするためです。
群れで過ごすフラミンゴはまだ落ち着いていましたが、
グミちゃんは外に出たがる行動が強く見られました。
(外を気にするグミちゃん)
そこで、寝室を歩き回って足裏が傷つかないように(体の向きを変える時に床で擦ってしまう)
床のマットの位置を変えたり、グミちゃんが生き生きして見える好きなことは...と考えて、
寝室に砂浴びができる土場を作りました。
(土場にいるグミちゃん)
爬虫類館の先輩職員や、筋トレ部長職員に手伝っていただいて作った土場。
最後は焼いて消毒もしています。
(土を焼いて消毒します)
副担当のシマシマ担当職員は、グミちゃんが実際に使ってる動画も送ってくださいました!
みんなに見守られていることを改めて感じる機会でした。
お陰様で土場ができてからは、歩き回っていた時間は座って過ごすようになりました。
(揃って寝入るフラミンゴ)
フラミンゴも、足裏を守るためにマットを敷いています。
合わない靴を履いていると人間も足にコブができますが、
硬い床で同じところに体重がかかり続けるとフラミンゴも足裏にコブができます。
その予防のために
①プラスチックの人工芝
②トラックの荷台用のマット
③子供ルームに敷くようなマット
を用意しました。
(フラミンゴの寝室)
"同じところ"に体重がかかることが原因の一つなので、凸凹のある人工芝やトラック用マット。
"硬いこと"も原因になるので柔らかいマットと色々な種類が集まりました。
(寝室にいるフラミンゴ)
これも、「人工芝は羽が絡まって掃除が大変」「トラック用マットは床冷えが伝わりやすいかも」
「柔らかマットはフラミンゴの爪が当たって劣化が早いかも」
(フラミンゴの爪)
などなど、アドバイスをいただきながら、試しているところです。
それぞれ欠点はありますが、幸いフラミンゴは慣れて使っています。
(中央、2対1で鳴きかわすフラミンゴ)
春が近づく気配を感じます。今年は早く鳥インフルエンザが終わりますように。
花粉に反応し始めた ダチョウフラミンゴ担当者