更新日:2017.03.20カグーの餌づくり
更新日:2017.03.20
カグーの餌づくり
カグーの餌時間にちょうど通りかかると餌の内容をご覧いただけるのですが、
今回は餌と、それを作るまでの工程をご紹介します。
カグーは地上の昆虫などをついばんで食べます。
動物園では牛のハツ、スナギモ、オキアミ、コオロギ、ミミズなどを与えています。
まず、牛のハツはこんな状態で動物園に届けられます
冷凍ものなので、カチカチです。およそ2キロあります。
周りの白いところは脂肪です。太りやすいカグーにはこの脂肪は大敵です!
そこで、脂肪をそぎ落とします。
これで、だいぶヘルシーになりました
1日に使う量はたったの20gです。カグーの餌であるミミズに似せた細切りにして1日分ずつ小分けにします。
解凍しすぎると切りにくいので、肉を半解凍で切るのが最大のポイントです
(伝わりにくいかもしれませんが、解凍しすぎた時に飼育係は落胆します)
出来上がったのがこちらです!
白い粉は、ビタミン剤で、まんべんなくまぶします。
与えると、すぐ食べに来ます。
飲み込むときに瞬膜(鳥にまぶたはありません)が閉じることがあります。
いかがでしたか?毎日少量ですが、まとめて餌を作っているのが
おわかりいただけたかと思います。