更新日:2020.04.30プチ改修~ダチョウ編~
更新日:2020.04.30
プチ改修~ダチョウ編~
前回のブログでダチョウとフラミンゴの展示場を少し改修したことをお知らせしました。今回はダチョウの展示場の改修についてご紹介していきます。
実は展示場の柵を利用して、餌用の笹や木の枝、野草を設置できる場所を増やしてみました。野毛山動物園のダチョウの展示場は木や草が生えておらず、探すような餌はあまりありません。また、これまでは笹や木の枝はフラミンゴ側の柵やキツネザル前の柱にしか設置しておらず、展示場内の限られた部分しか餌場として利用していませんでした。そのせいかグミ(メス)は柵の前をただ往復して歩いていることが多く、行動が単調なことが気になっていました。
(以前の展示場の様子)
そこで展示場全体を餌場として利用できるように、コアリクイ側や展示場中央の間仕切りの柵にも笹を設置するようにしました。最初は全て紐で縛りつけていたのですが設置に時間がかかったので、短く切った塩ビ管を設置して笹を挿せるようにしました。
(塩ビ管に挿した笹)
その他にもトリカルネットを金網に取り付けて網目から草を食べられるようにしたり、ペットボトルでフィーダー(給餌器)を作って中にペレットを入れたりと、少しでも採食に時間をかけられるように色々試しています。
(トリカルネットの網目からハコベを食べる様子)
(フィーダーを揺らす様子)
再び開園できた際には展示場のいろんな場所で餌を探す様子が見られると思いますので、ぜひグミの様子を見に来てください。
次回のブログではフラミンゴの展示場についてご紹介します。
(飼育展示係 岡﨑)