更新日:2019.12.06さざんか
さざんか
岸根公園のあちらこちらに今 さざんか が咲いてます。
つばきと良く似ていますので簡単な見分け方をご案内します。
★椿と山茶花を見分ける3つのポイント★
サザンカの中には、ツバキとの交雑によって生まれた品種もあります。
そのため、花や樹形がそっくりなのも無理からぬこと。
この2つの花を見分けるポイントには、主に次のようなものがあります。
1.開花期
ツバキとサザンカは、どちらも冬に花を咲かせますが、開花期には少し違いがあります。
ツバキの開花期は12~4月頃。対するサザンカは10月頃から花を咲かせます。
また、サザンカには大きく分けて、サザンカ群、カンツバキ群、ハルサザンカ群の3つがあり、
最も早く花を咲かせるサザンカ群は10~12月、カンツバキ群は11~3月頃、
そしてツバキとの交雑種が祖だと考えられるハルサザンカ群が12~3月頃と、
順番に咲き継いでいきます。
2.葉の特徴
ツバキとサザンカを見分けやすいポイントとなるのが葉。
葉の形はよく似ていますが、サザンカの葉は、ツバキと比べると一回り小ぶりです。
そして葉の付け根部分にあたる葉柄に細かい毛が生えているものがサザンカ、
毛が生えていないものがツバキです。
ツバキの品種によっては、ユキツバキのように葉柄部分に毛が生えているものも
わずかながらありますが、これで大体区別をつけられるはず。
ちなみに、実のもととなる子房の部分にも、サザンカは毛が生えていますが、
ツバキにはほとんど生えていません。
3.花の咲き方・散り方
ツバキとサザンカには、花の咲き方にもそれぞれ特徴があります。
ツバキの花は、平たく開いて咲くことはほとんどなく、
カップ状になることが多いのに対し、サザンカの多くは完全に平開して咲きます。
パッと見たときに、一番見分けやすい特徴ですね。
もう一つの特徴は、花の散り方。
これはよく知られていることでもありますが、
ツバキの花は、そっくり丸ごとポトリと落ちるのに対し、
サザンカの花は花弁がバラバラになってそれぞれ散っていきます。
ただし、ツバキの園芸品種の中には、花弁が分かれて散っていくものもあるので、注意が必要です。
*****GARDEN STORY(https://gardenstory.jp/)より抜粋*****
(12月5日撮影)