更新日:2021.05.21野鳥観察小屋D窓あたりの風景
野鳥観察小屋D窓あたりの風景
長浜公園野鳥観察園エリアにある野鳥観察小屋D窓の汽水池に向かって、左側に大きなタイサンボクの木があります。
背の高いタイサンボクの木を下から見上げると、直径20~30センチもあろうかと思われる白い花やつぼみを見つけることができます。
タイサンボクを漢字では「泰山木」や「大山木」と書きます。漢字で書くと、てっきり中国産かと思われがちですが、実は北アメリカ原産です。ルイジアナ州とミシシッピー州の州花になっています。大きな山のような木という字が実際の木のイメージにピッタリな感じがします。また、香水の香り成分として使われ人気の高いマグノリアはこのタイサンボクが原料で、ハクモクレンやシモクレン、コブシ等と同様にマグノリア(モクレン)科の仲間です。
野鳥観察小屋D窓の右側には、こちらも高木ですがヤマモモの実がたわわになっています。ヤマモモを漢字では「楊梅(ヨウバイ)」と書き、別名としては「山桜桃」や「火実」もあります。ちなみにヤマモモはヤマモモ科なので、バラ科のモモとは全く違う植物となります。「山の桃」からヤマモモなのに、紛らわしいですよね。実が熟して赤紫色になるのも、もうすぐです。
また、回りにはシモツケのピンク色の小さな花が集まって静かに咲いています。
園内を園路に沿って大きく外周を回る散策もいいですが、エリアにスポットを当ててのんびりするのもお勧めです。疲れたときは、ベンチに腰を掛けて、ゆっくり深呼吸してみてください。きっと、リラックスできますよ。
※気温等の条件により花のピークが過ぎていることがあります。その際はご理解の程、よろしくお願いします。
【お願い】
長浜公園散策の際は、他の利用者と一定以上の距離を確保いただくとともに、マスク着用やこまめな手洗い等、感染防止対策を実施いただきますようお願いします。