更新日:2021.07.09ドングリから新たな命が誕生!!
更新日:2021.07.09
ドングリから新たな命が誕生!!
長浜公園の野鳥観察区エリアの園路脇にはコナラ、ウバメガシ、マテバシイが植樹されています。昨年これらの樹木が突然枯れてしまう「ナラ枯れ」という木の病気が発生しました。
「ナラ枯れ」とはどのような病気なのか?その名前のとおり、ナラ、カシ、シイといったナラ類の樹木の道管内に、カキノナガキクイムシという虫が「ナラ菌」を運ぶことで樹木を枯死させてしまう恐ろしい病気です。樹木が病気にかかると夏から秋に葉が垂れ下がって赤茶色に変色し、被害が拡大していきます。
防除方法は駆除することが主ですが、特に感染がひどい場合には伐採駆除する方法が採られ、厚さ1㎝以下の細かいチップにして廃棄するとともに、根株にはくん蒸処理を施します。長浜公園では「ナラ枯れ」した樹木に対しドリルで穴を開け、内部に殺菌剤(ウッドキングダッシュ)を注入し感染防止対策をしたあと、現在経過観察を行っている状態です。
園路を散策すると、殺菌剤を注入した表示が取り付けてあるのが分かります。
長浜公園では去年の秋、ナラ類の樹木から落ちたドングリ20個を集めてきてポットに植え付けました。
このうち、なんとクヌギのドングリ2個が苗になるまで大きく成長していました。
早速、大きな鉢に植え替えをして大事に育てています。
数年したらナラ枯れで伐採した木の後に植林する予定です。
新たな命の誕生とともに命のバトンがこれからも繋がっていくことを感じます。成長したクヌギの木が皆さんとお会いできる日まで、今しばらくお待ち下さいね。
【お願い】
長浜公園散策の際は、他の利用者と一定以上の距離を確保いただくとともに、マスク着用やこまめな手洗い等、感染防止対策を実施いただきますようお願いします。