更新日:2016.11.12「ようこそ、「モミジ」!」
「ようこそ、「モミジ」!」
11月7日(月)、アミメキリンの「モミジ」が埼玉県こども動物自然公園から来園しました。
野毛山動物園でキリンの搬入があったのは、「そら」の両親「テビチ」と「マリン」以来で18年ぶりでした!
それでは「モミジ」が野毛山に引っ越してきた日のことをご紹介します。
当日は午前中に埼玉県こども動物自然公園を出発した「モミジ」。輸送箱に入って落ち着いているという連絡をもらい、ホッとしたと同時に、次は野毛山が一丸となって頑張る番だと気合いが入りました。
大型動物の移動は担当者だけではできないので、この日は飼育係全員出勤という体制で「モミジ」を待っていました。
午後1時半、野毛山に到着したトラック。
輸送箱の中の「モミジ」は落ち着いていました。
最初の難関...キリン展示場の入口。
大きなトラックは数名がかりの誘導で、なんとか通過できました(汗)
そして、ラフターという重機で輸送箱をキリン舎の入口におろします。
大きな輸送箱です!
輸送箱から顔を出した「モミジ」。
ドキドキしながらも予想よりも落ち着いていました。
「モミジ」が木の葉やペレットを食べている間に、箱の蓋を開ける準備をします。
そして、「そら」と「モミジ」の様子を確認し、蓋をあけました。
(ここからは写真を撮ることができませんでした...)
少し戸惑いながらも箱を出て、キリン舎の中に入ってくれました。
寝室までの通路を行ったり来たり・・・少し時間はかかりましたが、寝室の扉を閉めて、「モミジ」の引っ越し完了です。
初めての場所は不安だよね。たくさんの家族と一緒にいた「モミジ」にとっては寂しいよね。
寂しい思いをさせてごめんね。
でも、ここにも同じキリンの「そら」やお隣さんのグレビーシマウマの「モモタロウ」。
そして、野毛山の職員たち。さらに「モミジ」を大好きになってくれる来園者の皆さんがいるよ。
だから、一緒に頑張ろうね。
「モミジ」の未来を願って送り出してくれた埼玉県こども動物自然公園の職員さんや来園者の皆さんを安心させてあげられるように。
さてさて、これまで一頭暮らしだった「そら」はというと、数日前から心ここにあらずの担当者を感じたようで、何かを察知していました。そんな「そら」に対して、言葉は通じないかもしれませんが、「「モミジ」という小さなキリンが来るんだよ。優しくしてあげるんだよ」と話をしていました(笑)
そのおかげかわかりませんが、「モミジ」が寝室に入るまで「そら」は落ち着いて見守っていました。柵越しに顔を合わせた「モミジ」と「そら」はお互いをしっかりと認識したようです。
引っ越しは無事に終わりました。「本当に...良かった(涙)」この一言に尽きます。
その後の「モミジ」の様子もまたお知らせします!
(飼育展示係 落合)