更新日:2016.11.26「そら」と「モミジ」、一緒に頑張っています!
「そら」と「モミジ」、一緒に頑張っています!
秋が深まるキリン展示場。大きなケヤキから落ち葉がパラパラと落ち始めました。
よく見ると、グレビーシマウマの「モモタロウ」が朝日の当たるところで日向ぼっこ中です。
11月21日、この展示場で新しい場面が刻まれました!
現在、展示場の馴致に励む「モミジ」ですが、展示場に出ると、キリン舎入口にいることが多く、落ち着いてエサを食べることができずにいました。
そこで、来園当時から「モミジ」は「そら」がいると落ち着くという様子が見られていたことと、
「そら」が「モミジ」という存在を受け入れている様子だったことから、
「そら」を大展示場に出した状態で「モミジ」を隣の中展示場に出す馴致を始めたのです。
群れで暮らすキリン、「そら」が一緒なら「モミジ」も落ち着くのが早いのではないかと思ったのです。
展示場で待っていた「そら」と近づいていく「モミジ」。
顔を合わせて、お互いを確認しています。(ちょっとピンボケ写真ですが...)
2頭のキリンが展示場にいてくれることに感動している担当者はさておき、
この後の2頭の動きがどうなるか、それが大切です・・・
「モミジ」はというと、「そら」の隙を見ては体のにおいを嗅ごうとしたり、
「そら」の後ろをついて行こうとしたり、「そら」が気になる様子です。
一方、「そら」はというと、「モミジ」との挨拶を交わした後は、小展示場で2頭を見守っていた「モモタロウ」と遊び始めたり、馴致開始の無線を聞いて様子を見に来た職員に歩み寄ってみたり、エサを食べたりといつも通りマイペースを発揮してくれました(笑)
こんな風にマイペースな「そら」の存在が「モミジ」を安心させていることは確かで、「そら」がエサを食べていると「モミジ」が一緒に食べ始めたのです。
なぜか「モミジ」の食事の様子を超至近距離で見守る「そら」とモリモリ食べる「モミジ」。
「モミジ」は「そら」が離れてしまうと、落ち着かないこともありましたが、まだ馴致は始まったばかり。
焦らずに2頭の様子を見ていこうと思います。
野毛山で2頭のキリンたちが仲良く一緒にエサを食べている、それはずっと見たかったとても幸せな風景でした(涙)
※この先、「モミジ」の展示場での馴致を行うにあたり、お客様の目に触れる機会が増えてくると思いますが、温かく見守っていただけるようにお願いいたします。
(飼育展示係 落合)