サンペイ＆コマチの冬

前回のブログでは、アナグマ三兄弟の冬の様子をご紹介しました。
今回は、ツキノワグマのサンペイ＆コマチの冬の様子を投稿します～。

上の写真は、夏に撮影したコマチの後ろ姿。
当園のクマたちは、冬の夜間も、展示場と寝室を開放で過ごします。
なのでアナグマ三兄弟と同様、寒い冬を健康に乗り切るため、秋の間に体作りを行っていました。

こちらが現在のコマチ。
「どんぐりポスト」に届いたドングリ始め、たくさんのご飯をモリモリ食べ、冬バージョンの体に変身しています☆

またこれまで夜の間、サンペイは展示場のハンモックの上で、

コマチは展示場の組み木の上で、それぞれ寝ていたのですが、

さすがに冬は寒いらしく、2頭とも夜間は寝室で眠っています。

ちなみに、前日に飼育係がそれぞれの寝室に稲ワラをボンっと入れておくと、

2頭は夜の間に、自分たちで上手にベッドを作ってくれます☆

最近のコマチは、例年の冬通りだいぶ活動量が減ってきたようで、飼育係が朝「おはよー」とクマ舎に到着しても、稲ワラベッドの上でまどろんでいる姿が見られるようになってきました。

またサンペイは、例年1月の中旬まで、稲わらベッドを作ることなく、夜間も外のハンモックで寝ていたのですが、今年は約1か月ほど早くベッドを作って寝室で寝るようになりました。
さらにコマチのように冬の活動低下もほぼ見られず、冬も元気いっぱいだったのですが、今年は採食スピードや動作が少し鈍い時もあり、若干の活動低下が見られています。
今年で19歳になったサンペイ。歳をとってきて、徐々に変化が起こっているのかなぁ、なんて思いながら見ています。

何はともあれ、冬はまだまだ続きます。
サンちゃん、コマちゃん、元気に冬を乗り切ろう！

（飼育展示係　伊原）

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