更新日:2019.06.15「なに食べてるの?」
「なに食べてるの?」
みなさん、こんにちは(^O^)
早速ですがこれは何か分かりますか、、、?
ハイ、そうですね!牧草です。
牧草はイネ科とマメ科の2種類に分かれています。
この2種類の違いを分かりやすく言うとマメ科は高タンパク質で栄養たっぷり、イネ科は高繊維質で低カロリーといった感じです。
上の写真の牧草はイネ科の牧草で「チモシー」という種類ですが、なかよし広場にはこれを食べる動物がいます。
その動物とは、、コチラ!
みんな大好き!なかよし広場のアイドル「モルモット」です♡
モルモットはネズミの仲間です。
ネズミといえば何でも食べる「雑食」のイメージを持っている方が多いかもしれませんが、モルモットは「草食性」のネズミです。
後腸発酵動物で腸が大きく発達しており、モルモットはこの腸で体内に取り入れた牧草の繊維質を発酵・分解してエネルギーを吸収しています。
おいしそうにモグモグ食べてますね!
また、吸収しきれなかった栄養を「食糞」することによって再び体内に取り入れます。
この食べるための糞は「盲腸便」と言い、まだビタミンB群やタンパク質が豊富に含まれており、普通の便と比べると少し柔らかめです。
盲腸便は直接おしりに顔を近づけて、一日に何回か食べます。
このように食糞している姿を見かけたら、「糞を食べてしまった!大変だ!」と慌てずに
「ふむふむ、栄養を再吸収しておるぞ、、、」と見守ってあげてくださいね。
普通の糞はこちら
盲腸便と違い、形が整っていてコロコロしています。
おやつ程度に青草もあげます。
今あげているのは牧草のイタリアンライグラス(イネ科)や小松菜ですが
季節によってハコベ、ソルゴー(イネ科)、クワの葉など様々です。
見てください、この躍動感。
勢い良く食べてるのが伝わってきますね、、、
(*'▽')
さて、後は牧草の他にもう一つメインで与えているものがこちらの「ペレット」です。
ペレットは総合栄養食で対象の動物に必要な栄養バランスを計算して作られています。
ちなみにこちらはモルモット専用のものです。
ほとんどの哺乳類はビタミンCを体内で作り出すことができますが、モルモットはビタミンCを体内で合成する事ができません。私達人間と同じですね。
そのためビタミンC欠乏症にならないよう野菜類やペレットも与えてあげて補う必要があります。
(よし!私も今からビタミンを摂取だ!)
みなさんもバランス良く、しっかり栄養補給してくださいね!
なかよし広場 照屋