更新日:2024.06.08リカオン リク、11歳になる
更新日:2024.06.08
リカオン リク、11歳になる
みなさん、こんにちは。
現在、ズーラシアではリカオンを9頭飼育中です。
今回は、「リク」というメスのリカオンについてのブログです。
リカオンの展示場は園路に面した第一展示場と、北門のバス停から少しだけ見える第二展示場があります。
第二展示場は、ほぼバックヤードの展示場という感じです。
かつて、リクは第一展示場に放飼していたこともありましたが、現在は第二展示場にのみ放飼しています。
リカオンに詳しいお客様には、「あのリカオン最近見かけないけど、どうしていますか?」と、ごくたまにですが聞かれます。
リクは、アフリカのサバンナゾーン開園時に入園したうちの1頭で、5月29日で11歳になりました。
現在飼育中の9頭のうち、最も警戒心が強いというのが担当者の印象です。
カメラを持っていると、必ずうなります。
サブ運動場からちらっとのぞいて、入るのをためらっていますね。
今まで同じメス同士で同居を試みても、なかなか他個体と折り合いがうまくつかず、1頭で飼育しています。
さらに、リクの癖というか特性なのでしょうが、冬の間夜寝る時に使う容器をあえてひっくり返し、中に敷いておいたワラを床にばらまき、そのワラの上で寝る、という行動をします。
一連の流れが、こちら。
床暖房になっている台の上に設置した容器を、かんで床に落とし、
ワラをさらに散らし・・・
容器に入って、さらに散らし・・・ワラに体をこすりつけ満足のようです。
そろそろ暑くなってきたので、ワラを与える季節ももう終わりが近づいてきましたが、寒い時期には「せっかく床暖房の上に置いたのに・・・、床は冷たいからあえてそんなことしなくても・・・」と思ってしまう担当者でした。
高齢になりつつあるリクですが、これからも元気に過ごしてほしいものです。
リカオン担当 橋本