更新日:2023.06.30ワルナスビ
更新日:2023.06.30
ワルナスビ
暑くなりだしたころから、この花がたくさん咲き出します。
日当りの良い草地に、直径2.5㎝くらい、白色または薄紫色、花弁は5枚のかわいい星形。
花の中央にはバナナのような黄色いおしべとその真ん中に長く伸びためしべ。
かわいらしい花なので、ちょっと手をだすと・・・
痛い!!!!!
茎にも葉にも固くて鋭いトゲ。
全草に毒を含み、種でも根でも繁殖するめちゃくちゃ繁殖力の強い外来種です。
たくさんのトゲがあり、1度繁殖すると駆除しきれない始末の悪さからつけられた名前が「悪茄子 ワルナスビ」。
昭和の時代の初めにこの名前をつけたのは、
植物学者 牧野富太郎博士。
珍しいからと、これを自宅の圃場に植えた牧野博士ものちに後悔したらしい。
原産地の北米でも「Apple of Sodom ソドムのリンゴ」「Devil's tomato 悪魔のトマト」と呼ばれているそうです。