更新日:2018.08.02コナラすくすく
更新日:2018.08.02
コナラすくすく
どんぐりは実の育ち方で大きく二つにわけられます。
初夏に花が咲いて、その年の秋にどんぐりが熟す1年型。
初夏に花が咲いて、翌年の秋にどんぐりが熟す2年型。
コナラは、その年にどんぐりが熟す1年型の代表です。
落っこちたどんぐりが、そのあとどうなったのか、
児童遊園地の雑木林に探しにいってみました。
根元にひからびたどんぐりがみえますね。
昨年の秋、運よく土の上に落ちたドングリは、
すぐに根をだします。
そして、春になると芽をだすのが普通です。
でも、このコナラはまだずいぶん小さいです。
その理由は公園の雑木林ならではの理由があります。
このコナラの育っている環境はこんなところです。
通路の近くは、見通しよく、歩きやすいように草刈りをしています。
6月に草刈りをするまでは、ささやぶだったので、
陽の光があたらず、コナラは大きくなれませんでした。
ところが、ささやぶがなくなくなったので、
コナラはすくすくと生長をはじめました。
近くには、兄弟姉妹と思われる小さなコナラがたくさん芽吹いていました。
台風で木が倒れたり、人為的な影響で、
林の中が明るくなると、
いままでみることのなかったコナラのような植物が、
わちゃーっと芽をだすんですね。
いきものって不思議だなーっと思った瞬間です。
公園はその特殊な環境のため、
こうしていっせいに芽吹いていることがよくあります。
ほかにもコナラ畑のようになったところがあるので、
ぜひ探してみてください。