更新日:2018.12.24冬の草刈り
更新日:2018.12.24
冬の草刈り
本日はクリスマス・イブですね。
みなさまどんなふうにお過ごしでしょうか?
生きものたちにとって、
冬をどう過ごすかは、命に関わるとても大変な季節です。
四季のある日本では、
生きものたちはいろいろと工夫をして、
寒い季節をのりきります。
前回のブログで、一部の草本類は、
ぺったんこな体になって(ロゼット)、冬越しするとご紹介しました。
チョウなどの昆虫は、卵やサナギで過ごすことが多いです。
成虫で過ごす場合も、じっとしていることがほとんどです。
できるかぎりエネルギーを消費しないように、
暖かい春を待ちます。
児童遊園地では、冬に草刈りをする場所があります。
草刈りは、夏に草が旺盛に育っているときに刈ることが多いのですが、
冬の草刈りはなんのためでしょう?
昆虫が暖かい春を待っているのと同じように、
一部の植物はジーッと暖かい春を種や球根で待っています。
春になった時、できるだけ陽の光が地面に届くように、
冬枯れの雑木林では草刈りをするのです。
↑ 草刈前 | 草刈後 ↑ |
どうでしょうか?園路の両側で草刈前後。
あまり違いがわからないといわれることもありますが、
これが春の野草とって、とても大事な作業です。
次の春には、きっとたくさんの野草がみられるはずです!!
さて、今年のブログの更新はきょうで最後になります。
みなさま、一年間児童遊園地のブログにおつきあいいただき、
ありがとうございました。
児童遊園地のことやいろいろな生きもののことを、
楽しく、おもしろくお伝えできていたらいいなと思います。
来年も、みなさまにとってよい1年となりますよう、
児童遊園地の生きもの一同(職員含む)、祈念しています!!
そして、児童遊園地の魅力を伝えていきますので、
ぜひぜひ、遊びにきてくださいね!!