更新日:2019.11.06秋の味覚
更新日:2019.11.06
秋の味覚
11月になってから、過ごしやすい日が続いています。
先日、児童遊園地のお弁当広場を歩いていたら、
スダジイの大木の方から、パチパチと音がします。
はてな?と思ったら、スダジイの樹の下に、
カラスがたくさんいます。
よーく見ると、地面にスダジイの実がたくさん落ちていて、
カラスはスダジイの実をついばんでいました。
どうやらパチパチ、音をさせているのは、カラスのようです。
しばらく観察していると・・・
スダジイのどんぐりをくちばしで上手に割って食べているではありませんか!
殻を割るときにパチ、あちらでもパチ、こちらでもパチ。
音の正体がわかりました。
スダジイのどんぐりは比較的、殻が柔らかいので、
カラスがくちばしで割って食べることができるようです。
しかも、スダジイは生でも甘みがあっておいしく、
渋皮もきれいにとれるのです。
(人間が食べても充分おいしいです。)
カラスは頭のいい鳥とよくいわれますが、
児童遊園地のカラスは、
スダジイのどんぐりの味と食べ方を学習したようです。
たくさんのカラスが次々と殻を割ってどんぐりを食べるので、
食べた跡の殻がたくさん落ちています。
夢中でどんぐりを食べるカラスたち。
カラスにとって秋の味覚といったら、
どんぐりなのかもしれませんね。