更新日:2018.02.11冬のメタセコイア
更新日:2018.02.11
冬のメタセコイア
俣野公園には5本のメタセコイアが植栽されています。
■メタセコイア スギ科の落葉高木。
この植物が発見されたのは意外に新しく1943年。当時は化石で
しか見ることのできない絶滅植物とされていたこの樹木は、中国の
湖北省で発見されました。
日本には1949年(昭和24年)に渡来し、以来、挿木繁殖で
全国に広がり、公園や庭園などで植栽されるようになりました。
澄みわたった冬の空に向かってまっすぐにそびえる幹。その頭頂部
から葉の落ちた枝が円錐形に延び、端正な樹形を見せています。
野球場のスコアボード裏。3本のメタセコイアが寄り添うよう並ん
でいます。
樹木広場に少し離れて立つ2本。ツツジに囲まれています。
さて、この時期、スギ科の樹木と聞いて鼻がムズムズする方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
植物事典によると、このメタセコイアの花粉はスギ花粉の主要
アレルゲンと共通の抗原性を持つことが明らかにされているとの
こと。
園内に立つ本数こそ少ないものの、念のため。