更新日:2024.04.21庭園散歩【2024年4月21日】
庭園散歩【2024年4月21日】
朝から曇り空でしたが、庭園散歩に参加される皆様が集まるころは青空が見え始めました。
本日のテーマは、「ツツジめぐり」です。
まず資料に沿って、ツツジの解説が始まります。
▼解説2枚目の中の赤い文字のツツジは俣野別邸庭園に植栽されています。
▼ヤマブキ(バラ科ヤマブキ属)~外苑~
庭園には一重と八重のヤマブキが植栽されています。一重種は結実しますが、八重種はおしべが花弁化しており、めしべも退化しているため結実しません。
▼シロヤマブキ(バラ科シロヤマブキ属)~北園路~
▼カンアオイ(ウマノスズクサ科)~モミジ坂~
別名カントウカンアオイ。小型の多年草です。シクラメンに葉が似ますが、まったく別種でシクラメンはサクラソウ科です。
▼ホウチャクソウ(イヌサフラン科)~山野草の小径~
寺院建造物の軒先に吊り下げられる(法鐸/ホウチャク)に似ることが名前の由来です。全草有毒の為食用に適しません。
▼フタリシズカ(センリョウ科)~山野草の小径~
花の名に「フタリ」とありますが、粒状の花序は1~5本つくことがあります。草丈はおよそ30~50㎝。
▼ヒトリシズカ(センリョウ科)~山野草の小径~
中央から1本の糸状の花序を付けます。草丈はおよそ20~30㎝。
▼エビネ(ラン科)~山野草の小径~
ジエビネとも言います。交雑しやすいため、様々な花色が楽しめます。
▼キブシ(キブシ科)~山野草の小径~
雌雄異株で実をつけるのは雌木です。
▼ハナイカダ(ハナイカダ科)~山野草の小径~
雌雄異株で、葉の中央に花をつけるのが特徴です。
▼ムサシアブミ(サトイモ科)~もみじ谷~
結実した果実は冬に赤く色づきます。
▼キンラン(ラン科キンラン族)~内苑~
地性ランの一種です。名前の由来は黄色い花を咲かせるためです。ラン菌との共生で生育するため栽培が難しいランです。
▼ギンラン(ラン科キンラン族))~内苑~
キンランの仲間ですが、キンランに対して白い花をつけることからギンランと呼ばれます。
さて、満開を迎えた園内のツツジの紹介です。
▼ヒカゲツツジ~内苑~
日陰に植栽されても花を咲かせることで、ヒカゲツツジと呼ばれます。
▼ツツジ'カマクラビジン'~内苑~
ミツバツツジの改良品種です。
▼クルメツツジとヨドガワツツジ~内苑~
▼モチツツジ~内苑~
花柄や葉を触ると粘り気があるため、餅や鳥もちに似ているためモチツツジと名付けられました。昆虫の食害を防ぐため、粘り気があるという説もあります。
▼ヒラドツツジ~内苑、大階段横~
美しく大きな花を咲かせて育てやすいことから、様々な公園や生垣道路沿いに植栽されています。
俣野別邸庭園でも多く植栽されています。
▼コデマリ(バラ科)~四季の花苑~
ツツジに続き、シャクナゲも花を咲かせ始めています。初春のソシンロウバイから始まった花のリレー。アジサイの開花まで、様々な花が園内を彩ります。
みなさまのご来園をお待ちしております。