更新日:2018.04.07急に来た春本番(前編)
急に来た春本番(前編)
〈4/10 品種について記載に誤りがありましたので修正しました〉
3月から4月に移り、例年なら早春から桜の季節というところですが、今年は3月の終わりには唐突に春本番さながらの陽気となりソメイヨシノもせわしなく咲いて散っていきました。4月に入ってすぐに5月のような温かい日もあり、気分はすっかり春の終わりから初夏のようになっています。
そんな流れで、サクラが他の花を追い越して行くような陽気の庭園の今を見てみましょう。
ツツジは早咲きの品種が咲いており、俣野別邸の玄関前ロータリーのゲンカイツツジはもう花が終わってしまいました。近くではドウダンツツジがツバキと並んで咲いています。
▲鮮やかなシバザクラの向こうで白いドウダンツツジとツバキが並んで咲いています
ちなみに正門の外の飛び地では早咲きのツツジ(ミツバツツジ系)がまだ咲いています。
付属屋の前ではヒカゲツツジが咲いています。
日当たり良好の階段付近ではシャクナゲがたくさん花をつけて、他のツツジも少しずつ開花しています。
付属屋の横から芝庭のほうに向かうと黄色のラミウムがたくさん咲いています。
上に目をやるとチャンチンの枝に薄いピンクの葉が付いています。
▲芽吹いてすぐは透明なピンク色で、そのうち緑色に変わっていきます。
▲芝庭の外側のスロープでは道端に黄色のラミウムが咲いています
つつじ園の上のスロープはもうすぐヤマブキの見頃を迎えます。
▲つつじ園のサトザクラは八重の花がモコモコになってそろそろ散り始めます
つつじ園の下の園路ではシャガが咲いています。
憩いの小庭は早春からこれまでにいろいろな花が咲きました。この1か月ほどの間に何度か来園された方は、来るたびに景色が違っていたのでは?
▲真っ白なツツジと並ぶとアセビの白い花も少し色づいているのがわかります。赤いのはアセビの新芽の葉
庭園ツアーは後編に続きます。
[桐]