更新日:2018.08.24くつろぎの別邸(5)
くつろぎの別邸(5)
2018年の8月も残り1週間となりました。暑い日が続いたり、強い勢力の台風がやってきたりとインパクトのある夏が続きます。
▲台風が通過する時に西の空を北に向かって大きな雲が移動していきました
暦が秋を進めても夏の虫たちは元気にしています。
そして秋の主役たちが夏の間に育っています。
虫たちが育つのに合わせて虫を食べる生き物も育ちます。
さて、ヤモリも部屋でくつろぐ俣野別邸ですが、これまでに紹介した部屋の他に、部屋として囲われていないところにもくつろぎポイントがあります。
俣野別邸の特徴である大屋根の下は2階まで吹き抜けのホールになっていて、高さを抑えた1階の窓と高いところにあって採光も兼ねた高い窓で景色が異なります。1階の窓は正面にアジサイやツバキ、ツワブキ、クロコスミア、ヒガンバナなどが植えられているので、季節ごとに入れ替えられる絵のようです。
階段の途中の踊り場や2階では柵に寄りかかったり椅子を持ってきたりして眺めることもできる場所です。(椅子の移動をご希望の場合はスタッフにお声がけください)
職人が模様をつけた漆喰の壁には上の窓から差し込む光が帯のように映り、太陽の角度によって日時計のように位置が変わります。窓の外には手前の植栽と崖の下の植栽に囲まれた部分の庭園が見え、かつてはその向こうの丹沢山系も防風林の上に見えていたかもしれません。建物好きの方には、シャンデリアなどホールの内景と大きめの絵のような窓の景色をあわせて眺めていても幸せになれるかもしれません。
8月24日の日の入りの時刻は18時20分。これは4月22日と同じ日の入りです。夏の暑さで日が長いような気がしていてももう春と同じくらいの日没の時間で、「秋の日はつるべ落とし」と感じるのもそのせいでしょう。
日が落ちるとカネタタキの声も聞こえるようになりました。
[桐]