更新日:2024.05.05新緑祭り「押し花の万華鏡づくり」
新緑祭り「押し花の万華鏡づくり」
本日は「こどもの日」です。
休憩棟には、近隣の保育園の子供たちが作ったこいのぼりが飾られています。
昔から5月5日は「端午(菖蒲)の節句」と呼ばれ、病気や災いを避けるための行事が行われていました。
奈良時代には、邪気を払うためショウブやヨモギを軒に挿し、しょうぶ湯に入って無病息災を願いました。
江戸時代以降は男子の成長を願い、かぶとやこいのぼりを飾り立身出世を願うようになります。
昭和に入ってからは、国民の休日に関する法律で「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」国民の祝日として「こどもの日」と制定されました。
館内もこどもの日に合わせて、かぶとやこいのぼり、アヤメで装飾しています。
また、暦では「立夏」です。夏が始まる前、新緑の美しい季節です。
新緑の時期、別邸に咲く植物たち
▼キリ(キリ科)~ツツジ園~
落葉広葉樹で高級家具の材として利用されます。成長の早いキリノキは、大きく丈を伸ばした枝先に花を咲かせるため、花を近くで見ることはできません。画像のキリの花は、別邸2階の展示室から撮影しました。
▼バラ 'ゴールデンボーダー'(バラ科)~バラ園~
▼シャクヤク(ボタン科)~路地花壇~
強健な多年草でボタンの台木にも使用されます。
▼オルラヤ(セリ科)~路地花壇~
本来は宿根草ですが、蒸れと暑さに弱く夏越しが難しいため、日本では一年草扱いです。こぼれだねでよく殖えます。
▼アヤメ(アヤメ科)~北園路~
▼フタリシズカ(センリョウ科)~山野草の小径~
花序は4本。花の名は「フタリ」ですが花序は1~5本と様々です。
▼コンニャク(サトイモ科)~果樹園横~
花が咲くまで3年以上かかり、開花中は独特の不快臭(臭い!)があります。
さて、本日は新緑祭り最後のイベント「押し花の万華鏡づくり」を開催しました。
ビーズの中にはドライフラワーになった花びら(カレンデュラ、センニチコウ、ナノハナ)が入り、本体は押し花で飾り付けをします。
世界に一つだけのオリジナル万華鏡です。
デザインを考えながら、押し花をレイアウトしていきます。
完成です。
どれも素敵な万華鏡です。
光にかざして中を覗いてみましょう!
同じ万華鏡でも回して覗く度に、さまざまな美しい模様が広がります。
最後に押し花の作り方をデモンストレーションで学びます。
ゴールデンウイークも残すところわずか。
吹く風はさわやかで、明日までは初夏の陽気が楽しめそうです。
ぜひ、俣野別邸庭園にお越しください。