更新日:2024.05.14除草ボランティア【2024年5月14日】
除草ボランティア【2024年5月14日】
昨日の雨が上がり、本日は晴天になりました。
庭園の植物
▼テイカカズラ(キョウチクトウ科)~もみじ谷~
ツル性の常緑低木で有毒植物です。藤原定家が恋人を忘れることができず、死後テイカカズラに生まれ変わり、恋人の墓に絡みついたという伝説が名前の由来だといわれています。
▼ガマズミ(ガマズミ科)~園内~
落葉低木樹。秋に着ける赤い実は霜に当たると甘くなることから、冬の貴重な食糧でした。
▼シャクヤク(ボタン科)~路地花壇~
落葉性多年草。
▼アリウム ギガンチウム(ネギ科)~中央花壇~
キングオブ「ネギ坊主!」。おなじみのネギやニンニクもアリウムの仲間です。初夏の花壇でとても目立ち、存在感があります。
▼サルビアネモローサ カラドンナ(シソ科)~中央花壇~
▼キャットミント(シソ科)~中央花壇~
別名、ネペタ・ファーセニー。キャットという名がついていますが、猫が好むのは、ハーブのキャットニップという違う品種です。庭園のノラ猫たちが横を素通りしているのは、魅力的な香りではなかったということですね。
▼エリゲロン カルビンスキアヌス(キク科)~芝生広場~
別名、源平小菊。開花時の白い花色は、咲き進むにつれピンク色になります。こぼれだねでよく殖え育てやすい宿根草です。
▼スモークツリー(ウルシ科)~中央花壇~
開花が始まりました。ふわふわの綿アメのような姿になるのは花後、もうすぐです。
▼アグロステンマ'桜貝'
種から育てた園芸品種です。
▼スイレン(スイレン科)~内苑芝庭~
除草ボランティア
午前中からボランティアさんに参加していただき、芝生広場の除草作業を行いました。
芝生広場の植物の中には、芝生の生長を妨げるものがたくさん生えています。
▼シロツメグサ(マメ科)
別名、クローバー。四葉のクローバーは幸福のシンボルとされますが、地面を這うように茎がひろがり、こぼれだねでも殖え繁殖力が強いため、芝生にとっては厄介な相手です。私は六つ葉のクローバーを見つけたことがあります。見つけられたことがラッキーでした。
▼スズメノカタビラ(イネ科)
花の形が着物の襟の部分に似ているのが名前の由来です。種で殖え、抜根しても切れた根からまた生えてくる生命力は、芝生にとって脅威です。
▼セイヨウタンポポ(キク科)
ヨーロッパ原産の帰化植物。環境省指定要注意外来生物です。種になった綿毛は広範囲まで種子を飛ばし、春になり生長した株を抜根しても再生します。こどもの頃に遊ぶ野草として、とても親しみ深いタンポポですが、庭を管理する庭園では芝生の大敵です。関東地方に自生するカントウタンポポは、セイヨウタンポポに自生地を追われ絶滅危惧種になっています。
▼オオバコ(オオバコ科)
踏みつけに強い性質を持ち、硬い地面を好んで生えます。踏みつけられることがなくなると自然に消滅してしまします。
▼ヤブジラミ(セリ科)
暗い場所を好み、果実の形がシラミに似ることが名前の由来です。果実がヒトの被服に着くとシラミのように離れない(ひっつきむし)ことからもそう呼ばれます。
▼ハルジオン(キク科)
一年草。タンポポ同様、種子の綿毛は風に乗って広がる繁殖力の強い植物です。ただし、根が浅いため抜根により数を減らすことが可能です。
▼まず職員から芝生の中の植物について解説がありました。
▼除草作業を開始した10時頃は、曇り空。気温も上がらず、屋外作業に適した空模様でした。
まず目立つ植物から除草開始です。雨上がりは土が柔らかくなり、除草作業も進みます。
▼徐々に晴れ間が広がり、11時には日差しを避けて日陰に移動。
水分補給をはさんで正午に作業を終了しました。
▼作業後、ご参加していただいたボランティアのみなさまには、朝一番で収穫した小梅をお持ち帰りいただきました。
植物は夏に向けて生長を加速していきます。その前に除草することで、芝生の生育もよくなります。本日除草していただいたおかげで、芝生広場がさっぱりし美しくなりました。ご参加いただいたみなさま、暑い中ありがとうございました。