更新日:2015.09.30青い蝶からわかること
更新日:2015.09.30
青い蝶からわかること
長浜公園で青い蝶をみかけました。
調べてみるとムラサキシジミという蝶のようです。
この蝶は雑木林で暮らす蝶です。
じつはこの長浜公園周辺はもともと海で、そこを埋め立てて公園がつくられました。
長浜公園にある樹木はすべて公園をつくるときに植えた植物です。
他には鳥が運んだ種が大きく育った植物もありますね。
たとえば、このハゼノキ。
もともと植えられてはいませんでしたが、どこか遠くでハゼの実を食べた野鳥がここでフンをしてここまで大きく成長しました。
ムラサキシジミの幼虫は、ドングリの木の葉を食べて大きくなります。
ムラサキシジミがいるということは、ドングリの木がたくさんあるということです。
ドングリの木は、カブトムシやクワガタが好む樹液をたくさんだしますし、ドングリは野鳥や昆虫のエサにもなります。
今年は特に豊作のようで、たくさんのドングリが落ちていました。
ムラサキシジミを公園のなかでみかけたとき、人工的につくった雑木林が30年を経て、豊かな生態系ができあがっていたことがわかります。