更新日:2023.06.01【アジサイ】の季節です♪
【アジサイ】の季節です♪
雨が降ったり止んだり、今年も梅雨の季節がやってきました。ジメジメしちゃうのはイヤだけど、雨も降ってくれないと、植物たちも育ちませんからね。
この時期、元気になるのは【アジサイ】です♪
一雨ごとに綺麗な花を咲かせていくようです。長浜公園でも一斉に咲き始めました。
アジサイが咲き出すと、花の色と土壌の関係を述べているような気がしますが、今回もしつこくあげておきますね(笑)
アジサイの花の色の変化は主に2つ要因があげられます。
1つは土壌の酸性度です。土の中のアルミニウムが溶けやすいかどうかにあります。アルミニウムは酸性だと溶けやすいので、酸性の土壌だとアジサイはアルミニウムを吸収しやすくなるので、青色の花が咲きます。逆に中性から弱アルカリ性の土壌だとアルミニウムは溶けにくいので、赤(ピンク)色の花が咲きます。
土壌が中性だと紫色の花が咲く傾向があると言います。
日本は火山大国(石灰を多く含んだ土壌がメイン)で、ほとんどが酸性の土なので、圧倒的に青色のアジサイが多くなるのです。
昔、理科で習ったリトマス試験紙は、赤が酸性・青がアルカリ性でしたので、アジサイの花の色は全く逆になると覚えておきましょう!
2つ目の要因は、アジサイの花自体の老化現象です。
花の中の色素が分解されていくと、色がくすんでいくわけです。
『アナベル』と言われる【アメリカアジサイ】等は、白色の花が段々と緑色の花に変わっていく現象がこれにあたります。
アジサイには【七変化】という別名もついているのですが、このようなところが由来なのかも知れません。
また、アジサイの花言葉は【移り気】です。花の色が変わっていくのでつけられたのでしょうが、ちょっと可哀そうな気もします。
長浜公園には少し変わったアジサイも生えています。
『アラモード』という種類のアジサイなのですが、ちょうど満開をむかえております。花の形や色も珍しいので、ご来園した時にはチェックしてみてはいかがですか?管理棟レストハウス横に咲いています。
【アラモード】・・・5月31日撮影
梅雨の合間を縫って、植物の変化を見にきませんか?
ご来園をお待ちしております。