更新日:2022.10.14 博文邸のしつらえ「掛け軸」
更新日:2022.10.14
博文邸のしつらえ「掛け軸」
旧伊藤博文金沢別邸のしつらえ『掛け軸』をご紹介します。
毎月、季節にあった掛け軸を居間の床の間にボランティアの方がしつらえてくださいます。
【今月の掛け軸】
▲本紙(鈴木玲子 書)
高浜虚子の俳句
「山川のくだくる水に秋の蝶」を調和体(※)で書いた鈴木玲子氏の書作品です。
(※)調和体(近代詩文)とは、漢字仮名交じり文のことで、日常使われている日本語表記で誰にでも読める文。
▲表装(古内 都)「デザイン表具」
書作品のイメージに合わせ、帯揚げの裂地(きれじ)を天・地に使い、大胆に柱(書の両側)を省き、柱の代わりに裂地・書作品の色に合わせて覆輪で仕上げたそうです。
掛け軸の前に説明書きもありますので、ゆっくりご覧になってください。