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博文邸のしつらえ「掛け軸」の写真

更新日:2022.12.19博文邸のしつらえ「掛け軸」

更新日:2022.12.19

博文邸のしつらえ「掛け軸」

旧伊藤博文金沢別邸のしつらえ『掛け軸』をご紹介します。

季節に合わせた掛け軸をボランティアの方がしつらえてくださいます。

【今月の掛け軸】

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本紙:宮島詠士の書(複製)

「聞聲悟道」

禅語「聞聲悟道・見色明心」(もんしょうごどう・けんしきみょうしん)より

「声を聞いて道を悟り、色を見て心を明らかにする」

(自然の中の音声や情景と一体となることで仏心に近づく)の意

宮島詠士(1867~1943)

明治から昭和初期にかけて活躍した能書家、教育者(中国語)。中国語の私塾・善隣書院を創設して生涯その経営にあたり、戦前の中国語教育に大きな足跡を残した。また書家としても著名で、代表作「犬養公之碑」は日本書道史に異彩を放つ楷書碑として尊い。

表装:古内 都

「台紙張り茶掛表具」

台紙は、名塩間似合紙(なじおまにあいし)

天地・中回しは、京揉み紙(小揉み)の緑の濃淡を用いて、茶掛表具に仕上げたそうです。茶掛表具は柱の幅を3寸、5寸、7寸の小幅にする決まりがあるそうです。