更新日:2022.09.03「自然観察会」を開催しました
「自然観察会」を開催しました
9月3日(土)に野島公園内にあるビオトープと海岸において、自然観察会を開催しました。
このところ不安定な天気が続いていましたが、この日は秋を感じる絶好の観察会日和となりました。
講師は、観音崎自然博物館学芸員の佐野真吾さんです。
佐野さんは、当園のビオトープの生物調査を定期的に行い、環境保護に取組んでくれています。
事前募集で集まった10人の子供たちは、泥んこになりながらも夢中で生き物を見つけていました。
まずは、網の使い方などをレクチャー
レクチャー終了後、ビオトープに生息する生き物を探します。
あっちにいそうだよ!
カニ探し。カニは石の下や葦の中に隠れています。
網に何が入っているか、保護者の方も参加して選別です。
ハゼがこんなにいました!
クロベンケイガニもいました。
そして、アカテガニです。アカテガニ3兄弟?
見つけた生き物を佐野さんがみんなに説明してくれました。
特に、ハゼに混ざって外来種であるカダヤシがなぜここにいるのか、卵を持っているカニや雌雄の区別などについて詳しく説明してくれました。
※このビオトープは降雨などによる山からの水と潮位により海から流れ込む海水が混じり合う汽水です。
ビオトープとは土管で海につながっています。
その場所を確認します。
次は海の生き物探しです。
海には何がいるかな?
ビオトープ同様に佐野さんの説明です。
海にはエビやカニがいましたが、ユゴイという琉球列島など南方に生息する魚が見つかりました。佐野さんも珍しいので、観音崎自然博物館に持ち帰って専門の方に聞いてみるとのことでした。
観察会終了後はみんなで捕獲した生き物をもとの生息地に放しました。
ビオトープも同様にもとの生息地に放しました。
最後は佐野さんを囲んでみんなで記念撮影です。頑張ったどーっ!
参加された皆さま本当にありがとうございました。また、保護者の方々もご協力いただきありがとうございました。今後とも野島公園をよろしくお願い致します。