更新日:2018.02.09博文邸の雛飾り
更新日:2018.02.09
博文邸の雛飾り
明治後期から大正時代に作られたお雛様を飾りました
西郷喜久子様所蔵(東京都世田谷区在住)
現在の所有者の話より
このお雛様は明治生まれの母親の嫁入り道具に加えられたもので、大正十年ごろ入手したと思われます。宮家より作製を依頼された雛人形師が、二組を制作し、一対を納め、そのもう一対がこのお雛様です。東京四谷から世田谷と移り住んだり、昭和の戦火をくぐりぬけたという歴史を持ち、現在まで大切に保存し続けてきたお雛様です。
人形は百年近くの昔のままの姿をお見せできています。男雛も女雛も座姿をしていますが足は陶器でできていて足指から関節に至るまで丁寧に作られています。まるで西洋のビスクドール作りのようにも見え、めずらしいものです。
陶器のお雛様人形に絵付けの先生がお雛様を描いてくださいました
お雛様は3月4日(土)までを飾っています。
皆様のご来館をおまちしています。