更新日:2024.09.19ツリークライミングで剪定作業を行いました!
ツリークライミングで剪定作業を行いました!
富岡総合公園の大部分は樹林地です。
高木はだいぶ成長し、園路にかかっている枯れのある大枝も増えていました。
また、樹木は大きくなると大きな風圧を受け、台風や強風の際に倒木の恐れも増していきますので、適宜剪定していくことが必要です。
しかしながら、敷地の大部分が丘陵地で、ほとんどの園路が急な坂か階段になっている富岡総合公園ではクレーン車や高所作業車等の背の高い車を使っての高木剪定作業ができません。背の高い車を安定させるアウトリガーが使えず、車両がひっくり返る恐れがあるからです。
色々と制約の多い富岡総合公園の高木の手入れは、人がロープ一本で木に登るいわゆるツリークライミングの技術を使って木の上で作業をするという方法一択になります。
昨日18日と本日19日、2日にわたって樹木医さんで且つツリークライミングの技術をもつ方々が富岡総合公園にやってきて園路にかかっている落枝の恐れのある大枝や、倒木の可能性のある樹木の伐採などを行ってくれました。
上の写真で見てわかりますように、ものすごい高所で作業をされています。
枯れ枝等や、幹に対して長く伸びすぎて落枝の恐れのある危険枝を見極め、ロープを使って作業できるところまで登り、チェンソーを使って剪定作業をされています。
剪定した枝も、ロープを巧みに使って、意図するところに降ろしていきます。
園路ぎわで利用者が多い中、安全に配慮しながら繊細に作業をされているのを見ると、ただただ「凄いなあ」と思います。
作業を近くで眺めていると、腐朽した枝を切る時にはチェンソーの音が軽めに変化するのが分かります。
切った後の枝を見ると、本当に腐朽していて「ああ、この枝本当に危なかったんだ、何か起きる前に処置できてよかったな」とほっとします。
富総はもともとの地形と樹林地を活かした公園です。
平坦な土地よりも作業が難しい所もありますが、今回のように外部の人たちの手を借りつつ、公園の管理をしています。
お散歩の際や、アーチェリー場やテニスコートに行かれる際に、ぜひ園路の周囲の樹林地を眺めてみてくださいね。