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ゾウ飼育員の育成の写真

更新日:2014.11.04ゾウ飼育員の育成

更新日:2014.11.04

ゾウ飼育員の育成

みなさんこんにちは。

 

最近、ゾウの調教に新たな職員が加わり、練習を始めました。

今は先輩職員と一緒に、ゾウと歩く練習をしています。

歩くだけ?と思われるかもしれませんが、ゾウを思い通りに歩かせられるようになるには熟練が必要です。

 

ゾウの飼育員になったからといって、いきなり調教ができるわけではありません。

最初は掃除をしたり、エサを与えたりしながら、ゾウに存在を認めてもらうことから始め、少しずつ、ゾウの近くで作業するようになります。

体が大きく、力の強いゾウを安全に飼育するためには、世話の仕方だけでなく、立つ位置や、号令のかけ方、身のこなし方、道具の使い方などたくさんのことを覚えなければなりません。金沢動物園では1人前のゾウ飼育員を育てるのに、6年以上の時間をかけています。

ゾウはとても寿命が長いので、先輩から後輩へ技術を引き継いでいくことがとても大切です。

 

ボンとヨーコが日本へきて29年、先輩から技術を受け継ぎ、飼育を続けることができました。そして、これからもゾウを飼育し続けられるように後輩に技術を引き継いでいきたいと思います。

 

(先崎)