更新日:2019.12.19「本年も押し詰まりました」
「本年も押し詰まりました」
今年を漢字1字で表すと今年は「令」だそうです。最大の理由は「令和」の「令」からだと思います。振り返ってみると気象的にとても激しい年だったと思います。本園も2度の台風で現在でも倒れたままの樹木が何本も残っています。今回も林の中を歩いたり、動物園内を歩いて、目に入って思いついたことなど写真を交えて書きます。
① マンリョウ (ヤブコウジ科) おもしろ自然林
たぶんこのマンリョウも果実を野鳥に食べられ、糞と一緒に出た種子が発芽して育ったものと思われます。思わぬところに生えるのがこのマンリョウです。縁起が良いということでお正月の盆栽にします。
② ヤブコウジ (ヤブコウジ科) おもしろ自然林
地下茎を伸ばして繁殖します。ときには大群落が見られることもあります。マンリョウと同じく正月のおめでたい盆栽として古くから親しまれてきた常緑の低木です。センリョウ、マンリョウ、百両(カラタチバナ)、十両(ヤブコウジ)、1両(アカモノ)ということでこのヤブコウジは十両だそうです。
③ ツタ (ナツヅタ) (ブドウ科) 高速側駐車場
樹木に絡まったこのツタが美しく紅葉していることがしばしばあります。駐車場の石垣に張り付いたツタがとてもきれいでした。♪「秋の夕日に照る山紅葉、濃いも薄いも数ある中に、松を彩るカエデやツタは・・・」♪
④ イロハモミジ (カエデ科) みずの谷
みずの谷のモミジは台風の害も少なく毎年美しい紅葉を見せてくれます。他の所のモミジは台風で枝先が風によって痛めつけられ、あまり美しい紅葉は見られませんが、みずの谷のイロハモミジは今見頃になっています。
⑤ 動物園入口のクリスマス飾り
皆様が来園され記念撮影などができるよう飾り付けられています。このほかに、来年の干支、カピパラ舎前にも大きなカピパラと記念写真がとれるように工夫されていました。
⑥ コアラ舎前のレリーフ(コアラとアボリジニの描いた動物画)
この陶板のレリーフは、今年のNHKの朝ドラ「スカーレット」でお馴染みの焼きものの里「信楽」で作られたものです。色付きのコアラの絵は別として、アボリジニ(オーストラリアの原住民)の動物画は、素朴な色合いの信楽らしさが出ているように思います。
⑦ ヒイラギナンテン (メギ科) オセアニア区
ヒイラギのような葉を持ち、花期は真冬の寒い時期です。写真は同じヒイラギナンテンでも写真は「チャリティー」という品種で、花期は11月~1月で、普通のヒイラギナンテンより早咲きで花の付き方も違います。
⑧ サザンカ (ツバキ科) 園内各所
♪「サザンカ サザンカ咲いた道 たき火だ たき火だ 落ち葉たき あたろうかあたろうよ 北風ぴーぷー吹いている」♪懐かしい童謡ですが、サザンカの生垣や、特にたき火はなくなりました。
⑨ ツワブキ (キク科) しいのき山展望台
盛りは過ぎましたが、まだ綺麗に咲いていました。
⑩ 海の見える小径展望台から金沢区の市街地を臨む
雲が多く山の紅葉等はいまいちでしたが、房総半島や市街地ははっきり見下ろせました。
年の瀬で、インフルエンザの流行も始まっているようです。
体を鍛えるには良い公園です。坂道を歩いて東京湾を見下ろしましょう。
by花咲じじい