更新日:2020.05.03病院のチョウゲンボウが産卵しました
更新日:2020.05.03
病院のチョウゲンボウが産卵しました
担当替えから約1か月が過ぎ、ようやく少し仕事に慣れてきました。新型コロナウィルスで落ち着かない日々が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
金沢動物園ブログ こぼれ話で傷病鳥獣の展示場をご紹介しておりますが、今回は病院内で飼育されている種をご紹介したいと思います。
小型なハヤブサの仲間、チョウゲンボウです。チョウゲンボウは小型哺乳類や鳥類を主に食べる猛禽類で、森林、河原、農耕地など幅広い環境に生息しています。この個体はメスで2013年2月に保護されました。翼が折れていて、飛ぶことができないため放野できず、もう7年も動物病院で飼育されています。
今まで特に大きな出来事もなかったチョウゲンボウですが、なんと4月13日に初めて産卵しました!1日おきに合計4個の卵を産卵し、最後の4個目は人工芝の上で卵を抱く行動までとっていたんですね。
残念なことにメス1羽で飼育しているので、ヒナは孵化しません。可哀そうですが取り上げるしかありませんでした。展示や繁殖ができればいいのですが・・・。
(飼育展示係 桐生)