更新日:2020.05.29ありがとうキリリン。
更新日:2020.05.29
ありがとうキリリン。
5月11日キリリンが死亡しました。
14歳でした。
キリリンは2005年12月17日に野毛山動物園で生まれ、人工哺育で育ちました。
キリリンは開園時間中の展示場で生まれ、哺乳の様子も生後3週間後くらいから公開していたので、ご覧になっていた方もいらっしゃるかもしれませんね。
2007年3月に金沢動物園に入園し、1歳年上のミルクにはすぐに受け入れてもらえ、一緒に展示場に出ていました。
2007年5月のキリリンとミルク写真です。2頭共、幼い感じがしますね。
2015年9月7日、ワンダーとの間にオスの子どもジャンプを出産し、しっかり育て上げました。
人工哺育で育った動物は人との距離が近くなることが多い中、キリリンは子どものころから、頑固というか、意思がはっきりしていて、嫌なことは嫌!!と主張し、雨が降ると動かなくなったり、飼育担当者が替わると部屋には入らなかったりと、担当者泣かせのキリンでした。また、マイペースなところもあり、日中でも展示場のお気に入りの場所で、座って休むこともよくありました。
今年の2月中旬から蹄の治療を行っており、展示場に出ずに、寝室やサブパドックで過ごすことが多くなっていました。それでも、大好きな木の葉は最後までしっかり食べていました。
口が曲がっていて愛嬌のある顔をしていたキリリン、14年間ありがとう。